Event Quest:The Last Three Days With:Asterios
Location: Mysterious Island
島でおきた一連の出来事と、死闘のあと、
元の世界に帰るまで与えられた、空白の時ー
危機が去ったことで、一同は
島の者たちから歓待を受ける。
そして宴も終盤にさしかかった頃、
集落から遠ざかる一つの影があった。
アステリオスは、どこが心に秘めた面持ちで
静かに集落を後にし、暗い夜の森の中に足を踏み入れる。
1 option | ||||||||
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こっそり後をつけてみる |
たどり着いた先は
かつて、ガジュマルハウスがあった場所ー
。。。 |
アステリオスは、注意を払いながら辺りを見渡す。
2 options | ||||||||
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ねえ、アステリオス | こんなところで何しているの? |
--主っ? もしかして。。。つ、ついてきたのか? |
。。。そうか。お、おれが勝手に抜け出しちまったから し、心配ーーかけちまったんだな。。。す、すまねえ。 |
ーーお、おれは、キジムナーを探しに、ちょっとな。 あれから姿を見てねえから、どうにも、気になって。。。さ。 |
ダゴンと戦いで、建てた家は壊れちまったけど。 こうしてガジュマルの樹はーー元に戻った。 |
だ、だから、キジムナーも! 帰ってきてるかもって。。。お、おもってよ。。。 |
だ、だから、探しにきたんだ。 どこかに、独りで、隠れているんじゃねえかってよ。。。 |
あ、あいつはさ、おれたちが記憶なくしても 何度も何度も。。。繰り返してたんだよな。 |
そ、そん中で。。。きっと、キジムナーは、おれのこと 何度もーー救ってくれていたと思うんだ。。。 |
お、おれ、なんとなくだけど、 そんな風におもうんだ。。。 |
そ、それで、おれの記憶が、消されるたびーー お、おれが洞窟に、閉じこもるたびーー |
き、来たら怒鳴られるって、わかっててよ。。。 主を連れて、あの洞窟へーー |
その後まで、記憶を失ってムダになるかもなのに、 な、何度もあの洞窟から、おれをーー連れ出してくれた。 |
だから、今度おれの番なんだ。 き、キジムナーに声をかけて、やりてえんだ。。。 |
アステリオスはそう言うと、家があった場所ーー
ガジュマルの樹のところに腰掛る。
けど。。。ここには 居ないの、かな。。。 |
。。。それとも、ここで待っていれば、 で、出てきてくれるーーかな。。。 |
1 option | ||||||||
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隣、座ってもいい? |
{
ーーえっ?! と、隣? おれのーー隣か。。。 |
。。。あ、ああ。。。 別に、いいけどーー |
主は隣に座ると
アステリオスも身体を少し動かし、身を寄せた。
あ。。。少し、近すぎたな。 す、すまねえ。。。 |
そう話すとアステリオスは
また少し、距離をとった。
ーーいや、別に。。。 おめえのこと、嫌とかじゃねえんだ。 |
その、おれーーこんな姿だから、 みんなと見た目とか、いろいろと違うし。。。 |
今まで近寄ってくる奴なんかーー居なかった。 距離が近えのは。。。慣れて、ねえから。 |
アステリオスはそう照れつつ、
二人は改めて、距離を詰めなおした。
こ、今度はさっきよりもさらに。。。 近くーーなちまったな。。。 |
その距離は、二人の肌が触れ合うほど。
アステリオスは、ぶつかった太い腕を後ろにまわす。
しかしその体制は、大きい身体のアステリオスに
包み込まれているかのようだった。
{
。。。嫌じゃ、ねえのか? おれみたいな醜い。。。化け物みてえなやつの、隣にいて。 |
2 options | ||||||||
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そんなことない | どうして自分の事、そう言う風に言うの? |
{
。。。ほんと、変なやつ、だな。。。 |
き、キジムナーもだけど、お、お前も、へんだな。 そんなこと気にしてくれるやつ。。。は、初めてだ。 |
。。。 |
だ、だって、おれは、元いた世界で 「醜い化け物」だって。。。言われ続けてきたんだ。 |
誰にどういわれたかは、お、覚えちゃいねえけど。。。 そういう記憶だけは。。。しっかり、残ってる。 |
だから、おれはーー「醜い化け物」なんだ。。。 そう思いながら。。。生きてきた、って。 |
だ、だけど、そんなおれでも こうしてーーみんなと楽しく一緒にいられる。 |
距離を、縮めてくれるやつがーーいる。 こんな感覚。。。は、初めてなんだ。 |
終わってほしく、ねえな。 |
帰ったらーー記憶が消えて、たぶんまた ひ、独りぼっちに。。。もどる。。。と、思う。 |
そう思うと、すごくーー怖い。 。。。怖え。。。よ。。。!。 |
アステリオスの身体は
すこし、震えたかのようだった。
2 options | ||||||||
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「大丈夫だ」という | 無言でアステリオスを抱きしめる |
{
ーーっ! |
3 options | ||||||||
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この島で記憶がなくなっても | 必ずアステリオスをみつける | そしてまた「初めまして」から始めよう |
。。。主。。。 |
。。。は、はは、きっとお前は本当に お、おれの所まで押しかけて来ちまうだろうな。 |
き、キジムナーのやつと、い、一緒によ。。。 それはそれで。。。楽しみ、だな。 |
ーーあ、ああ そうだ、きっとそうだ。 |
この世界でもーーと、友達になれたんだから、 きっと元の世界に戻っても。。。大丈夫、だ。。。! |
。。。そ、その時は、お、おれから行きてえ 例え世界が違っても。。。お前たちを探しにーー |
。。。あ、ありがとうなーー主。 |