Event Quest:The Last Three Days With:Asterios
Location: Mysterious Island
島でおきた一連の出来事と、死闘のあと、
元の世界に帰るまで与えられた、空白の時ー
危機が去ったことで、一同は
島の者たちから歓待を受ける。
そして宴も終盤にさしかかった頃、
集落から遠ざかる一つの影があった。
Asterios: |
アステリオスは、どこが心に秘めた面持ちで
静かに集落を後にし、暗い夜の森の中に足を踏み入れる。
Choice:
こっそり後をつけてみる
たどり着いた先は
かつて、ガジュマルハウスがあった場所ー
アステリオス:
。。。
アステリオスは、注意を払いながら辺りを見渡す。
Choice 1: ねえ、アステリオス
Choice 2: こんなところで何しているの?
アステリオス:
--主っ?
もしかして。。。つ、ついてきたのか?
アステリオス: 。。。そうか。お、おれが勝手に抜け出しちまったから
し、心配ーーかけちまったんだな。。。す、すまねえ。
アステリオス:
ーーお、おれは、キジムナーを探しに、ちょっとな。
あれから姿を見てねえから、どうにも、気になって。。。さ。
アステリオス:
ダゴンと戦いで、建てた家は壊れちまったけど。
こうしてガジュマルの樹はーー元に戻った。
アステリオス:
だ、だから、キジムナーも!
帰ってきてるかもって。。。お、おもってよ。。。
アステリオス:
だ、だから、探しにきたんだ。
どこかに、独りで、隠れているんじゃねえかってよ。。。
アステリオス:
あ、あいつはさ、おれたちが記憶なくしても
何度も何度も。。。繰り返してたんだよな。
アステリオス:
そ、そん中で。。。きっと、キジムナーは、おれのこと
何度もーー救ってくれていたと思うんだ。。。
アステリオス:
お、おれ、なんとなくだけど、
そんな風におもうんだ。。。
アステリオス:
そ、それで、おれの記憶が、消されるたびーー
お、おれが洞窟に、閉じこもるたびーー
アステリオス:
き、来たら怒鳴られるって、わかっててよ。。。
主を連れて、あの洞窟へーー
アステリオス:
その後まで、記憶を失ってムダになるかもなのに、
な、何度もあの洞窟から、おれをーー連れ出してくれた。
アステリオス:
だから、今度おれの番なんだ。
き、キジムナーに声をかけて、やりてえんだ。。。
アステリオスはそう言うと、家があった場所ーー
ガジュマルの樹のところに腰掛る。
アステリオス:
けど。。。ここには
居ないの、かな。。。
アステリオス: 。。。それとも、ここで待っていれば、
で、出てきてくれるーーかな。。。
Choice: 隣、座ってもいい?
アステリオス:
ーーえっ?!
と、隣? おれのーー隣か。。。
アステリオス:
。。。あ、ああ。。。
別に、いいけどーー
主は隣に座ると
アステリオスも身体を少し動かし、身を寄せた。
アステリオス:
あ。。。すこし、近すぎたな。
す、すまねえ。。。
そう話すとアステリオスは
また少し、距離をとった。
アステリオス:
ーーいや、別に。。。
おめえのこと、嫌とかじゃねえんだ。
アステリオス:
その、おれーーこんな姿だから、
みんなと見た目とか、いろいろと違うし。。。
アステリオス:
今まで近寄ってくる奴なんかーー居なかった。
距離が近えのは。。。慣れて、ねえから。
アステリオスはそう照れつつ、
二人は改めて、距離を詰めなおした。
アステリオス:
こ、今度はさっきよりもさらに。。。
近くーーなちまったな。。。
その距離は、二人の肌が触れ合うほど。
アステリオスは、ぶつかった太い腕を後ろにまわす。
しかしその体制は、大きい身体のアステリオスに
包み込まれているかのようだった。
アステリオス:
。。。嫌じゃ、ねえのか?
おれみたいな醜い。。。化け物みてえなやつの、隣にいて。
Choice 1: そんなことない
Choice 2: どうして自分の事、そう言う風に言うの?
アステリオス:
。。。ほんと、変なやつ、だな。。。
アステリオス:
き、キジムナーもだけど、お、お前も、へんだな。
そんなこと気にしてくれるやつ。。。は、初めてだ。
アステリオス:
。。。
アステリオス:
だ、だって、おれは、元いた世界で
「醜い化け物」だって。。。言われ続けてきたんだ。
アステリオス:
誰にどういわれたかは、お、覚えちゃいねえけど。。。
そういう記憶だけは。。。しっかり、残ってる。
アステリオス:
だから、おれはーー「醜い化け物」なんだ。。。
そう思いながら。。。生きてきた、って。
アステリオス:
だ、だけど、そんなおれでも
こうしてーーみんなと楽しく一緒にいられる。
アステリオス:
距離を、縮めてくれるやつがーーいる。
こんな感覚。。。は、初めてなんだ。
アステリオス:
終わってほしく、ねえな。
アステリオス:
帰ったらーー記憶が消えて、たぶんまた
ひ、独りぼっちに。。。もどる。。。と、思う。
アステリオス:
そう思うと、すごくーー怖い。
。。。怖え。。。よ。。。!
アステリオスの身体は
すこし、震えたかのようだった。
Choice 1: 「大丈夫だ」という
Choice 2: 無言でアステリオスを抱きしめる
アステリオス:
ーーっ!
Choice 1: この島で記憶がなくなっても
Choice 2: 必ずアステリオスをみつける
Choice 3: そしてまた「初めまして」から始めよう
アステリオス:
。。。主。。。
アステリオス:
。。。は、はは、きっとお前は本当に
お、おれの所まで押しかけて来ちまうだろうな。
アステリオス:
き、キジムナーのやつと、い、一緒によ。。。
それはそれで。。。楽しみ、だな。
アステリオス:
ーーあ、ああ
そうだ、きっとそうだ。
アステリオス:
この世界でもーーと、友達になれたんだから、
きっと元の世界に戻っても。。。大丈夫、だ。。。!
アステリオス:
。。。そ、その時は、お、おれから行きてえ
例え世界が違っても。。。お前たちを探しにーー
アステリオス:
。。。あ、ありがとうなーー主。